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わたしがインタビュアーをつとめる『カンブリア宮殿』というテレビ番組は、基本的に、成功している企業経営者をゲストに招きます。成功要因を解き明かして、示すわけですが、必ず考えてしまうことがあります。それは、当該企業の成功要因の多くが「一般的」ではないことです。その企業が生産している商品、提供しているサービス、保持する独自の技術、抱える人材、事業規模、創業以来の歴史、経営のシステム、競合他社との関係性など、さまざまな要因が絡まって成功に結びついているわけですが、他の、異なる業態や業種の企業や個人にとって、参考にならないことのほうが多いのです。
不況下で業績を上げるために、多くの個人や企業はワラをもつかむ思いで成功の秘訣を探しています。ミもフタもない個別の企業努力だけがあって、秘訣などあるわけがないのですが、それでも多くのマスメディアは、成功に至る一般的な方法論を紹介しようとします。一般的に参考になることももちろんあるのですが、たいていの場合、それは「考え抜く」という一言に集約されます。面白くもおかしくもありません。ただし「考え抜く」ことには価値があるという事実は伝えられるかも知れない、そう思って番組を続けています。Posted on February 11, 2010 via KGRC Tumblr
Source: kogumarecord